ラブレスデザイン「プロハンター」(試作 試用版)
数本お求め頂いているプロハンター様から、この度デュプレックスグラインドのハンターナイフの打診賜りました。ラブレス氏のプロハンターですね。
今までにお話を聞くところでは長期間に渡る行動などかなり重厚な活動をされているようで、その方から「荷物に制限のある単独猟の際に選択する1本」という条件ですので、まさにヘビーデューティーです。私としましても気合い入れてご要望にお応えせねば、という訳で、まずは叩き台的なものを試用して頂き、そこからフィードバックを受けて本製作に掛かろうという算段です。
今回、取り敢えず細部変えて3本造りました。
A 4mm厚材で、手元ラフ用を小径+10″ホロー+ワックス仕上げレザーシース
B 同じく4mmで、どちらも10″ホロー+カイデックス
C あと1本は5mm材から4.7mm厚に落としての1ホロー+レザーシース
鋼材はいずれもRWL34です。
<共通>
ラブレス氏のプロハンターデザインをお借りするものの、目的はコピーやクローン制作ではなくオーダー要求にお応えする事ですので、リスペクトを持ちながら使用目的に適う(であろう)線と面を作ります。なんとも頭が熱を持つ日々です。
A
Type A
blade : RWL34 t=4.0mm / grind : hollow 5” + 10”
handle: Tapered Full Tang & タン キャンバス マイカルタ
hilt,bolt,pipe : Nickel-Silver / Sheath:Waxed Leather
Length : 95mm/212mm
weight : 150g/232g
<共通> 今回は試作と言うこともあり、鎬や仕上げの綺麗さなどより機能面の検証を優先なので或る意味気楽にやらせてもらいました。
丸洗いも可能な蜜蝋仕上げのレザーシース
B
Type B
blade : RWL34 t=4.0mm / grind : hollow 10”
handle: Tapered Full Tang & ブラック キャンバス マイカルタ
hilt,bolt,pipe : NickelSilver / Sheath: Kydex
Length : 96mm/213mm
weight : 144g/ 229g
<共通> ハンドル側のラフ用エッジも検討事項が多くありましたが、ポイント側のカーブエッジ部分をどうするか。
<共通> ポイント側のブレードはカミソリと言いますかコーンケーブ(Concave)風に薄くしております。脆くなるので峰側=ポイント部分を厚目にして強度を稼いでみました。これが実用時にどう作用するか課題でもあります。
C
Type C
blade : REW34 t=5.0(4.7)mm / grind : hollow
handle: Tapered Full Tang & 花梨こぶ
hilt,bolt,pipe : NickelSilver / Sheath : Leather
Length :100mm/217mm
weight : 150g/232g
定番のマイカルタも質実剛健で良いですが、そればかりでは味気ないのでウッドも使ってみましょう。
<共通> いつもの好みで作ってしまいましたが、ハンドルは少々厚いかも知れません。
個人的には丸みのあるコロンとした風が好きなのですが、軽量化を考え、もっと薄くした方が良かったか?と感じてます。
細部ご要望で製作を致します。 このタイプの参考価格(60,000円~)にて
オーダーご相談はお問い合わせフォームをご利用下さい。
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