DVD編---
ここでは、Riverdanceをはじめとするモダンスタイル・アイリッシュダンスショーやタップダンスなどの映像について、PAL方式ソフトの再生に絡めてまとめています。内容は逐次追加していきます。 (興味のある方は、[Air]や[Lord of the Dance Japan]へお越しください) |
輸入PALソフトを見る
DVD編 | VTR編 |
さて、ややこしいメディアです。(^_^;
DVDとはDigital Versatile Discの事ですね。
困ったことに、これもCDと同じようにDVD-ROMやDVD-RAM、またDVD-RとかDVD-RW(DVD+RWはまた違う規格らしい(^_^;)などがありますが、これから実際にデファクトスタンダードを賭けて市場での生き残り合戦が始まります。んなわけで、今後どうなっていくのかは現時点では不明です。(勘弁してくれい、、、)
あ、いや、PC用のドライブの話はおいといて・・・
一般にDVDと呼んで、映画などを見るのは『DVD-Video』と言う規格です。また音楽の再生を目的としたDVD-Audioもあります。
当然ここではDVD-Videoについて説明します。(便宜上DVD=DVD-Videoとします)
DVDを視聴するにあたってまず問題になるのが、ご存じの『リージョンコード』(=リージョナル=Region=地域・コード=RC*)です。
Region 1 |
北米地域 | USA・カナダ |
2 | 日本・ヨーロッパ・中近東 | 日本・イギリス・フランス・イタリア・スペイン・ドイツ・イラン・クゥエート・サウジアラビア |
3 | 東アジア | ホンコン・インドネシア・韓国・マレイシア・フィリピン・シンガポール・台湾・タイ・ベトナム |
4 | 中南米・オセアニア | アルゼンチン・ブラジル・チリ・ペルー・メキシコ・コロンビア・オーストラリア・ニュージーランド |
5 | ロシア・西アジア・アフリカ | ロシア・カザフスタン・インド・パキスタン・モロッコ・ケニア・エチオピア・ガーナ |
6 | 中国 | 中国 |
リージョンコードはソフト・再生機器(=プレーヤー=デッキ)それぞれに設定されており、ソフトとプレーヤーのリージョンコードが一致しないと、再生・読み出しなどが出来ません。
日本の場合は"2"が指定されていますので、国内で販売されるソフトはリージョン2となり、プレーヤーもそれに対応してリージョン2のものが販売されています。
ただ一部にはリージョンコードが設定されていないソフトもあり、その場合には(テレビ方式が同じであれば)どのリージョンコードのプレイヤーでも再生が可能です。
このようなものを"リージョンALL(或いはリージョン0(ゼロ))"ソフトなどと言いますが、多くありません。
もちろん、DVDにもNTSCとかPALとかあります。
つまり、DVDの場合にはリージョンコードが一致して、
なおかつテレビ方式も同じでないと、再生出来ないわけです。
DVDの場合には、VHSと違って「ダビング」なんてできません(たとえできても、コピーガードを破っちゃだめですよ!それ「犯罪」ですから)ので、自分で機材をそろえましょう。
幸いなことにアイリッシュダンス関連のソフトは英国発がほとんどですから、リージョンコードの違いは考えず、ビデオと同じようにテレビ方式を合わせてやればいいですね。(Region-1のことはこちら)
VTR(VHS)と同様に、「PAL方式DVDプレーヤー」または「NTSC/PAL両対応DVDプレーヤー」は、PALの信号を読むためにはどうしても必要になります。
そして、ここでもPALをNTSCへ変換してくれる「システムコンバーター」が必要です。
NTSC/PAL両対応 マルチシステム・DVDプレーヤー |
+ |
システムコンバーター |
+ |
NTSC(今使っている)テレビ |
マルチシステム・変換・DVDプレーヤー |
マルチシステム・変換・DVDプレーヤー |
+ |
NTSC(今使っている)テレビ |
マルチシステム・DVD などのNTSC/PAL出力機器 |
+ |
NTSC/PAL両対応 マルチシステムテレビ |
マルチシステム ビデオデッキ |
マルチシステム DVDプレーヤー |
|
+ | + | |
システムコンバーター | ||
+ | ||
NTSC(今使っている)テレビ + NTSC(今使っている)ビデオ |
マルチシステム・変換・ビデオデッキ |
マルチシステム・変換・DVDプレーヤー | |
+ | + | |
NTSCテレビ |
マルチシステム ビデオデッキ |
マルチシステム DVDプレーヤー |
|
+ | + | |
NTSC/PAL両対応 マルチシステムテレビ |
マルチシステム・変換・ビデオデッキ |
マルチシステム DVDプレーヤー |
|
+ | ||
(内蔵)コンバーター | ||
+ | ||
NTSC(今使っている)テレビ + NTSC(今使っている)ビデオ |
普通のビデオデッキ (NTSC) |
+ | マルチシステム ビデオデッキ |
マルチシステム DVDプレーヤー |
|
+ | + | + | ||
AVセレクターなど 切替器 |
+ | + |
NTSC/PAL両対応 マルチシステムテレビ |
NTSCワイド(16:9)テレビ |
さて、勿体付けて最後にしましたが、、、
実は「PCでDVDを再生する」のも、結構いけます。
(Macでもほとんど同じだそうですが、パーツ交換を前提としたシステムではないので、上位機種でないとコマ落ちなどして辛いそうです)<moriyさん、ありがとございます。
で、その場合のポイントは、
・余裕のあるCPUパワー
・操作性の良い再生ソフト(出来ればリモコン付)
・動き保証機能のあるビデオカード
・動画対応のディスプレイ(CRT/LCD/あるいはプロジェクター)
となります。
高輝度、無変換出力、ハイリフレッシュレート・・・ですから、ツボにはまれば専用機など足元にも及ばないくらいの性能と言われています。
(残念ながら、ワタシはまだそこまで素晴らしい経験はありません)
HTPC(Home Theater=ホーム・シアターPC)と言われて、最近注目されている再生形態ですので、興味のある方はお試し下さい。
また、そこまで拘らずとも、リソースに余裕のあるPC(出来れば19インチ以上のCRT)で再生してみると、ディテールの詳細な再現性に驚くことでしょう。
PCでしたら数台(時として1台)のDVDドライブを組み合わせてやれば、マルチリージョンも無理なく対応しますから、意外とコストもかからずに済むかも知れません。
現時点での問題と言えば、サウンド環境の貧弱さ・パーツの相性・コスト・スキル等です。
※ コンバーターについて
単体のコンバーター、或いはコンバーター内蔵機種を選ぶ際の注意として、「画質」と共に、「画面のサイズ」に関することがあります。
技術解説は(ボロが出るので)やりませんが、きちんと対応出来ていない機種ですと、PALのディスクを再生する際に縦横比が合わず歪んだ絵になってしまいますので、DVDやAV関連のBBS等で質問するか、出来れば店頭で確認してから購入しましょう。
(特に「(本体+ディスプレイ)一体型DVD」で問題の出る機種が多いと聞きます。)
価格の変動が大きかったり、すぐに新機種が発売されてしまうので、具体的な対応機種等の紹介はしませんが、ネット通販ですと、下記のお店に問い合わせてみてください。
野口商会・・・http://www.noguchi-nagoya.co.jp/
海外電気CLUB・・・http://www.rakuten.co.jp/sacom/
マサニ電機・・・https://www.rakuten.co.jp/masanios/
---Fujie