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PAL方式で記録されたソフトが見たいという方へのヒント(1ページ・バージョン)---
ここでは、Riverdanceをはじめとするモダンスタイル・アイリッシュダンスショーやタップダンスなどの映像について、PAL方式ソフトの再生に絡めてまとめています。内容は逐次追加していきます。
(興味のある方は、[Air][Lord of the Dance Japan]へお越しください)

VTRについて/DVDについて

 DVDのソフト・ハード共に増えて、手軽で高品質、なおかつ安価に様々なソフトを楽しめるようになりましたね。
 またインターネット上で国内外の通販も普及して、海外の様々なソフトも簡単に入手可能になってしまいました。
 Michael Flatleyの"GOLD"や、Colin Dunneの"Dancing On Dangerous Ground"(=DG orDODG)などは是非とも観ておきたいのですが、残念なことに国内版は発売されておらず、アイルランドや英国へオーダーすることになります。

 これらのソフト、買うのは簡単なのですが、見る場合には使用する機材について注意が必要です。
 NTSCとPALの違いやDVDの地域コード(リージョン)の問題など、知っておかないことが多くて面倒ですね。

 ということで、ちょっと簡単にまとめてみましょう


NTSCとPAL---テレビ(カラー)方式

テレビのカラー方式には、大きく分けてNTSCPALSECAMの3種類あります。
放送ばかりでなく、ビデオ・DVDソフトも記録時のカラー方式と同じ方式のデッキやプレーヤー、およびTVでしか再生できません。
 たとえば、日本で録画したビデオテープは、カラー方式が日本と同じアメリカやカナダでは再生できますが、カラー方式が異なるヨーロッパなどでは再生できません。そして、その逆も同様です。

 海外で(から)DVDやビデオソフトを購入すると「PAL」と書かれている場合があります。(見られなかったでしょ?)
これはアイルランドや英国などをはじめ、欧州各国(除く-フランス)や中国などで採用されているカラー方式のことです。
一方、日本やアメリカでは「NTSC」という方式ですので、「PAL」方式で記録されたソフトは(普段使っている機器では)見ることが出来ません。

さーて、あきらめます?
"GOLD"とか"DODG"なんてPALでしか見られないソフトは沢山ありますよ、、、もったいない・・・と言うことで、PAL方式のソフトを見る方法を考えてみましょ。

  1. 業者に依頼する(有料---近くに無ければ送料などもかかる
  2. 変換出来る機材を持っている友人に頼む(時としておどす(^^ゞ
  3. 変換出来る機材を持っている人と友達になる(上辺だけでも(^_^;
  4. 自分で機材を購入する
A.B.C.のケースはお近くを探してみてください。
案外いるかも知れませんよ。
問題は、身近にいなかった場合ですね。

D-自分で機材を購入する場合

機材説明---

説明のため便宜的に名称を統一しますが、絶対的な物ではありません。
実際の機能はメーカー・shopなどで異なる場合がありますので、購入に際してはご自身で確認して下さい。
NTSC-TV NTSCのTV(つまり、今使っているTV)
マルチシステム・ビデオデッキ NTSC/PAL/SECAMに対応したビデオデッキ
マルチシステム・DVDプレーヤー NTSC/PAL/SECAMに対応したDVDプレーヤー
システム・コンバーター NTSC/PAL/SECAMのソースをそれぞれ希望の方式に変換して出力する機器
マルチシステム・変換・ビデオデッキ システムコンバーターを内蔵したマルチシステム・ビデオデッキ
マルチシステム・変換・DVDプレーヤー システムコンバーターを内蔵したマルチシステム・DVDプレーヤー
マルチシステム・TV NTSC/PAL/SECAMに対応したTV
(各機器ともPAL専用機器も選択できますが、無駄ですので省きます)



意識してはいませんが、
日本(や北米)のテレビはNTSCというテレビ方式なのです。
NTSC方式のビデオデッキ(DVD)
+
NTSC方式のテレビ

これに対して
欧州などではPALというテレビ方式です。
(SECAMというのもありますが、とりあえず気にしなくて良いと思います)

すなわち・・・
アイルランドや英国の方の標準構成は
PAL方式ビデオデッキ(DVD)
+
PAL方式のテレビ
となるわけです。

 (放送電波の周波数に関わるチューナー部分のことは別として)
 日本のNTSC方式のテレビを欧州に持っていっても、PAL方式には対応していないので見ることが出来ません。
 録画されたビデオテープで言えば、NTSCとPALではビデオテープの物理的な規格(VHSですから)は同じですが、信号面では互換性がありませんので、NTSCで記録された映像を見るためにはNTSC対応の、PALにはPAL対応のビデオデッキ(DVDプレーヤー)やテレビ本体が必要になります。


VTR編

 日本国内で通常出回っているのは、NTSCのみ対応のビデオデッキですから、当然PALの信号は読めません。
(ところで、PAL方式の英国などではNTSCのテープが読めちゃうらしいですね。)
 でも「わざわざPAL専用のセットを揃えるのはちょっと、、、(*_*)」と言う方(普通はそうでしょう)には、PAL<->NTSCの変換をしてくれる有料サービスもありますから、これを利用するのが良いですね。
 料金は1本あたり2000円〜位でしょうか?送付して依頼の場合には更に送料がかかります。
 検索すると業者さんがたくさん出てきますから、近くの業者を選ぶと良いでしょう。

 「おいらはこれからもPALの映像が増えそうだなあ、、、ついでにデッキも買い換えようかな・・・」という方は、この際思い切ってPAL対応システムを選択するのも一案です。
 そうは言っても現地のようなPAL専用システムを(現在とは別に)持つわけではありません。
例えば

  1. マルチシステム・ビデオデッキ」を購入し、「システムコンバーター」を介してNTSC-TV(今使っているTV)で見る
  2. 「マルチシステム・変換・ビデオデッキ」を購入し、NTSC-TV(今使っているTV)で見る
  3. マルチシステム・ビデオデッキ」+「マルチシステム・TV」で見る
******************************************

PAL専用機種をわざわざ購入するのは無駄ですから
今使っているTVの構成を工夫してやればいいです

組合せ-1.

マルチシステム・ビデオデッキ
NTSC/PAL両対応デッキ


システムコンバーター


NTSC(今使っている)テレビ

が現実的です。
**************

 「NTSC/PAL両対応デッキ」(あるいは「PAL方式ビデオデッキ」)は、PALの信号を読むためにはどうしても必要になります。でも、それだけではPAL信号を読みとっただけで、今使っているNTSCテレビに映し出すことは出来ませんから、そのためにPALをNTSCへ変換してくれる「システムコンバーター」と言うモノが必要です。

 なんだかややこしいなあ、、と思う方にはシステムコンバーター内蔵のAIWAワールドワイドビデオ HV-MX100(最近になって販売終了した模様です)などという優れものもあります。(他にサムスンにもコンバーター内蔵のワールドワイドモデルがあります)

これなら
******************************************
2.

マルチシステム・変換・ビデオデッキ


NTSC(今使っている)テレビ

という具合ですね。

.実はワタシも買ってしまい、現在の接続は

普通のビデオデッキ
(NTSC)

AIWA HV-MX100 マルチシステム・
変換・DVDプレーヤー
+ +

NTSCテレビ

という風になってます。
(結構快適)変換する際に画質が落ちてしまいますが、それはしょうがないと割り切ってます。
 そこが「許せない!」って思ったら、、、

******************************************
3.

マルチシステム・ビデオデッキ
などのNTSC/PAL出力機器


NTSC/PAL両対応
マルチシステム・テレビ

と言うように、テレビそのものをPALに対応させる必要があります。
まあ、必要があるって言うか、この方が間違いなくストレス無く見られますよね。
(ただし、二ヶ国語とかには対応してません)

 ワールドワイドモデルは国内一般販売製品ですが、コンバーターを内蔵していない「PAL/NTSC両対応デッキ」は(国内向け製品では何故か存在していないため)輸出モデルとかツーリストモデルと言って、製品の輸出許可を得ているお店でなくては扱ってくれません。
 このような製品ですと説明書なども英語やフランス語だったりしますし、サポートの不安もあります。また、電源プラグが違ったり電源電圧が違うので変圧器も必要になる場合がありますから、可能な限り、前述のような一部メーカーから正規に流通している国内品を選びたいです。
 予算の関係などから輸出モデル等を選ぶ場合は、電気街などにある小さくても輸出品を扱うお店やツーリスト向けインフォメーションカウンターのあるような総合大型店で相談すると良いでしょう。
 中には、取り寄せになっても通常品と同じくらいに割引しているところもあります。
 その際、保証書が日本国内で通用するのか、または有償でもサービスステーションで修理を受け付けてもらえるのかどうか、確認しておいた方がよいですね。

故障や買い換え、DVD接続、ダビングなどの汎用性を考えて

NTSC(今使っている)
ビデオ

+
マルチシステム・
ビデオデッキ


+ +

システムコンバーター

+

NTSC(今使っている)テレビ

の組合せが一般的(無難)かと思いますが、
コンバーターが25000円位、
マルチシステムTVが30000円〜
ということを考えると、、、
予算が許せば

NTSC(今使っている)
ビデオ

+ マルチシステム
・ビデオデッキ
+ +

NTSC/PAL両対応
マルチシステムテレビ


で組んだ方が画質は良いと思います。

なお、安い物はモノラルだったり、PALの2倍速/NTSCの3倍速に対応していなかったりします。

DVD編

 さて、ややこしいメディアです。(^_^;
 DVDとはDigital Versatile Discの事で、一般にDVDと呼んで、映画などを見るのは『DVD-Video』と言う規格です。また音楽の再生を目的としたDVD-Audioもあります。
 当然ここではDVD-Videoについて説明します。(便宜上DVD=DVD-Videoとします)

 DVDを視聴するにあたってまず問題になるのが、ご存じの『リージョンコード』(=リージョナル=Region=地域・コード)です。

Region
1
北米地域 USA・カナダ
2 日本・ヨーロッパ・中近東 日本・イギリス・フランス・イタリア・スペイン・ドイツ・イラン・クゥエート・サウジアラビア
3 東アジア ホンコン・インドネシア・韓国・マレイシア・フィリピン・シンガポール・台湾・タイ・ベトナム
4 中南米・オセアニア アルゼンチン・ブラジル・チリ・ペルー・メキシコ・コロンビア・オーストラリア・ニュージーランド
5 ロシア・西アジア・アフリカ ロシア・カザフスタン・インド・パキスタン・モロッコ・ケニア・エチオピア・ガーナ
6 中国 中国

 リージョンコードはソフト・再生機器(=プレーヤー=デッキ)それぞれに設定されており、ソフトとプレーヤーのリージョンコードが一致しないと、再生・読み出しなどが出来ません。
 日本の場合は"2"が指定されていますので、国内で販売されるソフトはリージョン2となり、プレーヤーもそれに対応してリージョン2のものが販売されています。
 ただ一部にはリージョンコードが設定されていないソフトもあり、その場合には(テレビ方式が同じであれば)どのリージョンコードのプレイヤーでも再生が可能です。
 このようなものを"リージョンALL(或いはリージョン0(ゼロ))"ソフトなどと言いますが、多くありません。

 もちろん、DVDにもNTSCとかPALとかあります。
つまり、リージョンコードが一致して、なおかつ
テレビ方式も同じでないと、再生出来ないわけです。


 幸いなことにアイリッシュダンス関連のソフトは英国発がほとんどですから、リージョンコードの違いは考えず、ビデオと同じようにテレビ方式を合わせてやればいいですね。

 VTR(VHS)と同様に、「PAL方式DVDプレーヤー」または「NTSC/PAL両対応DVDプレーヤー」は、PALの信号を読むためにはどうしても必要になります。
 そして、ここでもPALをNTSCへ変換してくれる「システムコンバーター」が必要です。

VTRと同じく、PAL専用機種は無駄ですから
  1. マルチシステム・DVDプレーヤー」を購入し、「システムコンバーター」を介してNTSC-TV(今使っているTV)で見る
  2. マルチシステム・変換・DVDプレーヤー」を購入し、NTSC-TV(今使っているTV)で見る
  3. マルチシステム・DVDプレーヤー」+「マルチシステム・TV」で見る
  4. パソコンを使って見る
**************
組合せ-1.

NTSC/PAL両対応
マルチシステム・DVDプレーヤー

+

システムコンバーター

+

NTSC(今使っている)テレビ

が現実的です。

******************************************
実はVTRと違って
DVDのばあいには
変換機能を内蔵した製品は割と多くあります。
(デコーダーチップの機能です)
なので

マルチシステム・変換・DVDプレーヤー

などというのも少なからずありますから

2.

マルチシステム・変換・DVDプレーヤー

+

NTSC(今使っている)テレビ

という組合せも、有力な選択肢となります。

******************************************
やはり画質優先、「オリジナルのPALで楽しみたい」という御仁には
3.

マルチシステム・DVD
などのNTSC/PAL出力機器

+

NTSC/PAL両対応
マルチシステムテレビ

をどうぞ。

さて、ビデオデッキと併せて総合的に考えるなら、


マルチシステム
ビデオデッキ


マルチシステム
DVDプレーヤー
システムコンバーター

NTSC(今使っている)テレビ
+
NTSC(今使っている)ビデオ


の組合せが良いと思います。
******************************************
コンバーターを内蔵した

マルチシステム・変換・ビデオデッキ

マルチシステム・変換・DVDプレーヤー
+

NTSCテレビ

という組み合わせもありますが、
予算に余裕があって、思い切ってTVも買い換え可能なら
******************************************

マルチシステム
ビデオデッキ


マルチシステム
DVDプレーヤー

NTSC/PAL両対応
マルチシステムテレビ

ですね。

******************************************
しかし、下記組合せでは出来ませんのでご注意下さい

マルチシステム・変換・ビデオデッキ

マルチシステム
DVDプレーヤー
(内蔵)コンバーター

NTSC(今使っている)テレビ
+
NTSC(今使っている)ビデオ


何故かというと、ほとんどのDVDには
コピーガード信号が埋め込まれていますから、
ビデオデッキへの接続自体が
嫌われてしまうのです。

******************************************

ワイドスクリーンの映像はワイド画面で観たい!と言うこともふまえて
VTRと合わせた最強構成を考えると
普通のビデオデッキ
(NTSC)

マルチシステム
ビデオデッキ


マルチシステム
DVDプレーヤー
+ +
AVセレクターなど
切替器
+ +

NTSC/PAL両対応
マルチシステムテレビ

NTSCワイド(16:9)テレビ
でしょうか、、、コストもそれなりですね。


 さて、勿体付けて最後にしましたが、、、
実は「PCでDVDを再生する」のも、結構いけます。
(Macでもほとんど同じだそうですが、パーツ交換を前提としたシステムではないので、上位機種でないとコマ落ちなどして辛いそうです)<moriyさん、ありがとございます。
んで、その場合のポイントは、

・余裕のあるCPUパワー
・操作性の良い再生ソフト(出来ればリモコン付)
・動き保証機能のあるビデオカード
・動画対応のディスプレイ(CRT/LCD/あるいはプロジェクター)

となります。
 高輝度、無変換出力、ハイリフレッシュレート・・・ですから、ツボにはまれば専用機など足元にも及ばないくらいの性能と言われています。
(残念ながら、ワタシはまだそこまで素晴らしい経験はありません)
 HTPC(Home Theater=ホーム・シアターPC)と言われて、最近注目されている再生形態ですので、興味のある方はお試し下さい。
 また、そこまで拘らずとも、リソースに余裕のあるPC(出来れば19インチ以上のCRT)で再生してみると、ディテールの詳細な再現性に驚くことでしょう。
 PCでしたら数台(時として1台)のDVDドライブを組み合わせてやれば、マルチリージョンも無理なく対応しますから、意外とコストもかからずに済むかも知れません。
 現時点での問題と言えば、サウンド環境の貧弱さ・パーツの相性・コスト・(裏技的な)スキル等です。


ほか。

※ コンバーターについて

 単体のコンバーター、或いはコンバーター内蔵機種を選ぶ際の注意として、「画質」と共に、「画面のサイズ」に関することがあります。
 技術解説は(ボロが出るので)やりませんが、きちんと対応出来ていない機種ですと、PALのディスクを再生する際に縦横比が合わず歪んだ絵になってしまいますので、DVDやAV関連のBBS等で質問するか、出来れば店頭で確認してから購入しましょう。
(特に「(本体+ディスプレイ)一体型DVD」で問題の出る機種が多いと聞きます。)
 価格の変動が大きかったり、すぐに新機種が発売されてしまうので、具体的な対応機種等の紹介はしませんが、ネット通販ですと、下記のお店に問い合わせてみてください。

 野口商会・・・http://www.noguchi-nagoya.co.jp/
 海外電気CLUB・・・http://www.rakuten.co.jp/sacom/
 マサニ電機・・・https://www.rakuten.co.jp/masanios/



機種選定の注意

 ビデオカセットの物理的規格はどの国も同じ(VHS世界標準)なので問題ありませんが、同じ長さのテープでも、カラー方式によって録画時間が異なります(・NTSC:標準/3倍・PAL:標準/2倍)
 セルビデオは問題ないと思いますが、マルチシステムモデルと言っても、安価なビデオデッキはPAL2倍速/NTSC3倍速に対応していない物もありますので、欧州の知人と録画テープの遣り取りする機会がある人は購入に際して仕様をよく確認しましょう。
 また、ステレオ放送方式には7種類あり、これも同様にそれぞれの方式に合っているテレビでないと、ステレオになりません。
 気を付けたいのは、安いビデオデッキはモノラルだったりしますから、音楽重視の方は奮発して下さい。
ましてや二カ国語放送を実施している国はごく一部ですから、「ステレオで再生されればいいや」程度に考えて、この機能はあまり重視しないようにしましょう。(ほとんど(全て?)のマルチ対応機種は、二ヶ国語放送に対応していません)
ま、ステレオ方式が合っているか?など、この辺のことは欧州から直接購入しない限りは問題ないはずですが、念のため。

ちっとばっかし技術資料(結構あやしい・・・)

NTSC PAL
走査線数 525/60 625/50
ピクチャサイズとピクセル比 720x480 720x576
フレームレート 30(29.97)fps 25fps
インターレース 2:1 2:1
映像信号帯域幅(MHz) 4.2 5.5
音声変調 FM FM
カラーサブキャリア 3.58 4.43
周波数帯域(含音声MHz) 6 7
NTSC PAL
DVDオーディオ Dolby Digital MPEGオーディオ
DVD---Dolby Digital
DVD---MPEGオーディオ ×

NTSCメディアだけを再生するデッキ・プレーヤーもあるし、PALメディアだけを再生するデッキ・プレーヤーもある。んでもって、両方再生するデッキ・プレーヤーもある。・・・なぜかPAL標準のデッキ・プレーヤーは両方の再生が出来るらしい。
これらのマルチ・システム(マルチ・スタンダード)プレーヤーは、部分的にNTSCを60HzのPAL(4.43-NTSC)信号に変換するんだけれど、出力には60Hz信号を取り扱えるPAL-TVを必要とします。しかも大部分のPAL-TVはこの種の信号を取り扱えちゃいます。
・・・・・・どうもPAL方式の方が分が良い、、、(なんか悔しいぞ)

資料------

欧州地域 電源電圧 周波数 テレビシステム
イギリス 240V 50Hz PAL/I
イタリア 220V PAL/B.G
オランダ/
オーストリア/
スイス/
スウェーデン/
デンマーク/
ドイツ
220/230V
ベルギー/
スペイン
127/220/230V
フランス SECAM/L
ロシア 127/220V SECAM/D.K
北米地域 電源電圧 周波数 テレビシステム
USA 120V 60Hz NTSC/M
カナダ 120V/240V
ハワイ 110/120V
メキシコ 110/120/220V
東アジア地域 電源電圧 周波数 テレビシステム
日本 100V 50/60Hz NTSC/M
韓国 110/220V 60Hz
台湾 110/220V
フィリピン 110/220/230/240V
中国 110/220V 50Hz PAL/D
シンガポール 110/230V PAL/B
香港 200/220V PAL/I
タイ 220/240V PAL/B
インド 220/230/240V
インドネシア 127/220/230V
オセアニア地域 電源電圧 周波数 テレビシステム
オーストラリア 240/250V 50Hz PAL/B.G
ニュージーランド 230/240V PAL/B


ビデオデッキからTVに出力するためのRF信号(1ch=91.25MHz/2ch=97.25MHz)は、日本とアメリカ、ヨーロッパその他の国では周波数が違い、それぞれにデッキとTVの周波数が合っていないと見ることが出来ませんので、ビデオをTVに接続する場合は、映像/音声端子(コンポジット/S端子など)に繋ぐようにします。


---Fujie