それにしてもやはり世界陸上は1D系ばかりですね。
まあ世界陸上に限ったことではありませんが。
しかし、噂では「EOS-1Ds Mark III」の予約を中止するショップが続出しているとか、、、本当でしょうか、本当だとすればNikon D3の発表を受けてCANONサイドが戦略の練り直しを余儀なくされているように見えます。特に売り出し900.000円前後と言われていた価格について大きく見直しがかけられるとの噂もあります。
D3が500,000~550,000円スタートといわれていますので、これまでの積み重ねによる一日の長があるとは言え、同等機種で30~40万円の価格差では勝負になりませんので1Ds Mark IIIの値を下げて出したいところでしょうが、何せ最上位機種ですし、対抗してあからさまに値を下げるというのも「これまでの価格は何だったの?」と言うことになりますから、実にキヤノンも苦しいことになりそうです。
次の一手をどう打つのか、第三者的にも非常に面白い展開となりそうです。
もちろん私的には "Nikon 頑張れ"ですけれども。
さてさて、フルフレームのFXフォーマット機「D3」とDXフォーマットの「D300」の同時発表には、少なからずニコンのメッセージがあると思います。
FXフォーマットのフラッグシップ、「D3」
DXフォーマットのフラッグシップ、「D300」
これと似た発表を思い出しました。
2004年9月16日には、D2XとF6の同時発表をしました。
両者の発売時期は違いましたが、二つのカテゴリにおける旗艦機種の同時発表はユーザーに「やはりニコン」と言わしめたリリースでした。
今回の二機種はそれとはまた違う位置関係にありますが、フルフレームを待ち望んでいたユーザにも、そしてこれまでDXを使用し今後も維持しようと考えるユーザにも、「やはりニコン」と言わせるリリースとなりました。
海外の注目度も高く、KenRockwell はいち早く詳細なレポートを報じていましたね。
Nikon D3::KenRockwell.com
Nikon D300::KenRockwell.com
もちろん最高級、最上位に位置するのは一桁機のD3ですが、D300のスペックも確かに旗艦に相応しい物となっています。
ニコン、DXフォーマットのフラッグシップモデル「D300」を発表 | 家電 | マイコミジャーナル
D300が使用する撮像素子は有効1230万画素のCMOSセンサー。先日ソニーからCMOSセンサー「IMX021」が発表されたが、D300のCMOSはこれをベースに専用のカスタマイズを施したもので、汎用品ではないという。撮像感度はISO 200~3200が常用域。さらに1段の増減が可能で、トータルではISO 100~6400相当の範囲で使用できる。
常用域が3200!?・・・と驚いてはみたものの、ネット上にはぼちぼち画像が出回り始めたようで、現時点ではそれらを見る限り問題も無いように見えます。
確かにD300のISO:3200の画像などはノイズが出て粗いですが、昔々に室内競技ではTry-Xを増感して使っていた事とその現像結果を考えれば全くの許容範囲とも感じます。
ところが、D3においては常用域は何と6400!!!
ニコン、フルサイズCMOSを搭載したフラッグシップ機「D3」
■ 12チャンネル読み出しのCMOS撮像素子を搭載
撮像素子はFXフォーマットで有効1,210万画素のCMOS。同社の開発による。DXフォーマットでのクロップ撮影時には有効510万画素となる。読み出しは12チャンネル。
画素ピッチは8.45μmで、広い画素ピッチを活かして常用感度ISO200~6400を実現した。拡張設定でISO100~25600での撮影も可能。
記録画素数はFXフォーマットで4,256×2,832ピクセル、5:4で3,552×2,832ピクセル、DXフォーマットで2,784×1,848ピクセル。記録形式はJPEGとRAWだが、D3では新たにロスレス圧縮RAWを出力できるようになった。
ニコンに肩入れしている私ですら「3200だって怪しいのに、6400はハッタリが過ぎるだろう」などと思いましたが、実機の提供を受けて使用(試用)を始めたプロの評価は「6400が驚くほど綺麗」とか。。。
(あちこちのblogで書かれていますので探してください)
そうこうするうちに、既に世界陸上 大阪でのショット(ISO200-5000?)がネットに流出しているわけですが、コレらの画像を信じる限り、D3の高感度はまさしく実用域にあります。
この高感度とVRレンズを組み合わせたら、夜間競技で長玉も手持ち可能かも・・・まさに鬼に金棒?
私が撮るわけではありませんが、溜め息が出ますね。
さすがに女性ポートレートには無理かも知れませんが、低光量下でのスナップや室内で絞り込みたい時などには凄く魅力的でしょう。
触手は動くものの、なかなか簡単に手の出せる額ではありませんし・・・そうこうするうちに
COOLPIXの新型も発表されました。
使い切れやしないんですけれど、欲しい物ばかりが増える毎日ですわ。