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2008年05月27日

Riverdance 2008 -5/24

  [Riverdance]

 2008年 5月24日(土)
 赤坂ACTシアター
 13:00- / 18:00- (何と、2度観!?)

マチネ → Air [riverdance.org]オフ会 → ソワレ → ダブリナーズ・イベント [Air]
 ・・・なんて言うか、その場の勢いですよ。
_DSC0873.jpg
 サインまで頂いちゃいましたです。 (相変わらず勘の良い、けいとさんに感謝)

前回2005年の来日の時には、チケットを取りながらも極度の不調で飛ばしてしまいましたから、私にとって今回は本当に久しぶりとなります。
そんな久しぶりの感想なんですが、やっぱりリバーダンスはいいなぁーって、つくづく思いました。
理屈じゃないですね。


実は往きの車を運転しながら、体調が悪いワケでは無い筈なのに妙に寒気と震えが止まらなくて、とてもしんどかった---2005年のリバーダンス来日公演の・・・精神的コンディションが最悪だった頃がフラッシュバックしそうなくらいに---ので、昼公演後にAirのオフ会に顔を出したらそこで失礼しようかと考えておりました。 ところが、実際にあのステージを観るとそんな不調も一気に吹き飛んでしまって、赤坂ダブリナーズでのオフ会にお邪魔してご無沙汰してしてしまっている方々の顔を見たら一層元気になってしまい、勢いで?チケットがあるらしいから、と夜公演まで観て、その後またダブリナーズでのイベントを終盤まで楽しませてもらって、、、単純ですね。オメデタイです。

---------以下 不満点につき読みたくない方は飛ばして---------きりとり------------------
ステージの感想について細かいことを言うと、ちょっと不満から先に出てしまうのですが、、、
2000年の来日公演 "Riverdance 2000(millennium)" をピークに、その後は徐々に縮小されて、今回観たスケール(話によると前回2005年とほぼ同じ)では「全世界1900万人が感動した!」と言うには少々寂しい感じもありました。
特にミュージシャンの構成が随分と縮小され、何と4人構成(パーカッション、ソプラノサックス、フィドル、ホイッスル)となり、かなりの部分で録音を使用していたこと。
また各演目もジリジリと切り詰められていて、フルサイズ?の公演を観たりDVDなどを繰り返し観て親しんだ人達には、微妙にフラストレーションがたまる感じです。
まあ、何だかんだ言いながらこれも最後のリバーダンス・インターナショナルで解消されるのですけれども。

一方リニューアルなりましたACTシアターですが、このステージが狭いこと狭いこと・・・左右はともかく、奥行きが全く足りません。
リバーダンスでなくともこのサイズのステージでは何かと厳しいのではないでしょうか。
マチネで(2階席A列)隣に座られたAirのmoriyさんが「まだ新しいホールのせいか、照明がキリッとしている」(意訳)と言われていましたが確かにそういった感じで、ホールの若さを感じます。その一方で、音響もかなり強烈です。
まだ一度しか観ていないのでホールのせいなのかミキサー(というか舞台監督)の嗜好なのか分かりませんが、タップ音などはかなりドギツイ鳴り方をする時があります。
オーディオで言うところの「ドンシャリ」みたいな感じです。
また宣伝文句ではホワイエ(ロビー)を強調していたのですが、実際にはここも貧弱です。何しろ正面入り口を入ってすぐ壁です。
それに、客席への行き方が分かりづらい。行き止まりかと思うような狭い通路の奥の方に階段とトイレと客席への入り口があって、2階席入り口の扉は何と2重ではなく!扉+カーテンだったりします。
それに2階席は後方でもステージがよく見えるようにという配慮なのでしょう、かなりの傾斜がついていますが、ここは油断すると危ないです。
不覚にも私(普段と違う眼鏡を掛けていたせいもありますが)、後方から下りながら転びそうになりました。
客席も一見ゆったりしていそうですが、椅子のサイズはコクーン辺りと同じく小さめです。お尻とか太ももの裏側が痛くなります。
空間の使い方や客席への誘導など、主催者側のオペレーション次第といった部分もありますが、少なからず「詰め込まれる」感じのするホールと言った印象です。
今年終盤にある「夜会」チケットのこともあり、赤坂ACT倶楽部の入会も考えましたが、このホールではちょっと、というのが現在の状況ですね。

えーと、素人が分かったような事をほざく,,,のはこれくらいにしまして。
---------ここまで---------きりとり------------------

久しぶりにリバーダンスを観ましてつくづく思ったのは、「ダンサーが若い」です。
ハードなステージですから当然でしょうし、それが悪いという意味でもなく、つまり「私が歳を取った」という実感がしみじみとしてしまいます。
初来日が1999年でしたから、もう9年も経つんですものね、そりゃそうですよ。
私にとってトップ○○に数えられるのは、1999年の初日の公演、2000年のブランダン・デ・ガリとマリア・パヘス、2003年のジョアン・ドイルです。
そこから数えると今回の公演は少なからず下がったところに位置するわけですが、それでも、久しぶりのリバーダンスは素晴らしかったです。

私としてはアイリッシュもさることながら、スパニッシュパートのロシオ・モントヤに注目してしまいました。
彼女は、コレオグラファーでもあるマリア・パヘスとは違うファイヤー・ダンスを演じます。
それは振り付けの差ではなく、表現の仕方の違いです。
始めは若さから来るものかと思いましたが、よく見るとそのようなものではなくて、どうやら彼女独自の解釈と表現で望んでいるように感じます。
マリア・パヘスが妖しくも力強い炎(そのもの)を演じて表現したとすれば、ロシオは燃え上がる炎の勢いや、その中ではぜる火の粉のようなニュアンスもあります。
マリア・パヘスやヨランダ・ゴメスのファイヤーダンスが目に焼き付いている方々にとってはちょっと違和感を覚えるかも知れませんが、私はこれも気に入りました。そして、後半のアンダルシアでは非常に良い空気を醸し出して踊ります。
実に興味深く、素敵なダンサーです。
しっかりと脚の上がった小気味よいサパテアードと、軸がブレずに切れの良いブエルタ。
高速でブエルタしながらも「ちょん」と足でスカートを跳ねその裾を手にする動作などは実にセクシーで、若さや小柄な体躯を感じさせない魅力があります。
フィナーレでは膝を曲げた両脚ステップをしたりと、少女のように可愛らしい所も見せてくれます。
もうなんて言うか、気に入りました。是非ともまた観たい女性です。

観に行くんですけれどね、また。
次は6月11日にも。
「最後の来日公演」と言われていますので、私にとっては本当にそれで最後になりそうですけれど、良いステージになるよう期待したり、祈ったりしています。

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2008年05月27日 23:19に投稿されたエントリーのページです。

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