標準域のMicroNikkor いずれも世代的には旧タイプと呼ばれるかと思われますが、どっこい、どちらも現行機種です。
D200
ISO100 RAW
ホワイトバランス:オート
CaptureNXにて現像
1600x1071にリサイズ(クリックで拡大)
被写体は再びローズマリー(自宅庭にて)
Ai-s55mmの方がややアンダーですが、現像時の補正はせずにそのままにしてみました。
(AF60mm2.8Dの方はExifに実効F値が記録されています)
Exif
60mm
露出時間 : 1/160秒
レンズF値 : F3.2
露出制御モード : 絞り優先AE
ISO感度 : 100
自動露出測光モード : 中央重点測光
レンズの焦点距離 : 60.00(mm)
55mm
露出時間 : 1/160秒
レンズF値 : F2.8
露出制御モード : 絞り優先AE
ISO感度 : 100
自動露出測光モード : 中央重点測光
レンズの焦点距離 : 55.00(mm)
中央の花にピントを持ってきましたが、描写はどちらもシャープで、また周囲のボケ具合も優しく嫌みのない表現です。
手前でアンダーに落ちてボケている花が妙にベッタリした感じなのが気になりますが、どちらの画像も同じようになっていますから、これはおそらくD200の仕業でしょうか。
じっくり見ると、AF60mm2.8Dも悪くないですけれど、やはり、Ai 55mm2.8sの方がシャープですね。
近接撮影ではどのみちマニュアルフォーカスですので、シャープネス優先ですとAi55mmをお薦めしたいですが、CPU搭載のDタイプ以降の場合には距離情報を加味して露出の演算をしてくれますから、出来るだけ露出はカメラに任せたい、という方は、AF60mmD、若しくは新しいAF-S60mmGタイプが良いでしょう。
かく言う私も面倒くさがりなのでついついAF60を持ち出しますが、あらためて55mmを見ると、ちょっと考え直さないといけないかな、と感じます。
f=5.6に絞った画像を見てみます。
AiAF MicroNikkor 60mm F2.8D
(上)AiAF MicroNikkor 60mm F2.8D
露出時間 : 1/160秒
レンズF値 : F5.6
露出制御モード : 絞り優先AE
ISO感度 : 100
自動露出測光モード : 中央重点測光
レンズの焦点距離 : 60.00(mm)
(下)Ai MicroNikkor 55mm F2.8s
露出時間 : 1/125秒
レンズF値 : F5.6
露出制御モード : 絞り優先AE
ISO感度 : 100
自動露出測光モード : 中央重点測光
レンズの焦点距離 : 55.00(mm)
風が吹いてピントの位置がずれてしまったのが悔やまれます。
絞り込んでの比較はまた条件の良いときにやってみたいと思います。