ニッコールレンズ発売75周年ということで、ブランドサイトNIKKOR [www.nikkor.com] がオープンしましたね。
さて、新しいAF-S MicroNIKKOR 60mm2.8G ED [nikon-image.com] はどうなんだろう? と気になる今日この頃ですが、まずはと言うか、とりあえず手持ちのレンズで色々と撮り比べてみました。
特徴の出やすい条件とか撮り方とか、分かり易い後処理なんてこともやればやったで色々あるのですが、なるべく条件を均一化する方が少々玄人っぽいかも知れんなぁー、などと下心も出たりしまして、現像時の処理は、露出補正と若干のホワイトバランスの修正に留めてあります。
雲が流れて陽が差したりかげったりの条件なのに、ホワイトバランスオートで撮ってしまったので合わせるのが大変
カメラはD200、ISO100のRAW撮り、現像はCaptureNXにて
ホワイトバランス:オート
1600x1071にリサイズしてあります(クリックで拡大します)
まずは50mmを2本。
Zeiss Planar T* 1.4/50 ZF [www.cosina.co.jp]
ニッコールと言いながらいきなりツァイスですが、どうでしょうか。
どうでしょうか、ってまあ、こんなもんですけど。
描写を見るためですから敢えて開放ですが、独特のボケですね。
直後に確認したときには、一瞬いわゆる「ぐるぐるボケ」か?と思ってしまいましたが、さすがにそれはなかったです。ただ、使い方を間違えると汚い画になりそうです。
それと、シャープネス云々よりもフレアというか滲みが目立ってしまいました。
こちらもはじめは、ピントが来てないのか?ブレななのか?と悩みましたけれど、開放での癖のようです。
F1.4の大口径レンズですから、こういう撮り方をすると仕方ないのかも知れません。
意外ですが、最短距離付近ではこれを生かして幻想的な近接撮影が良い結果を生みそうです。
Exif
露出時間 : 1/350.0秒
レンズF値 : F1.4
露出制御モード : 絞り優先AE
ISO感度 : 100
自動露出測光モード : 中央重点測光
レンズの焦点距離 : 50.00(mm)
Ai AF NIKKOR 50mm F1.4D [nikon-image.com]
AFニッコール50mmF1.4ですが、取り立てて特徴的な描写はなく、非常に素直でまとまったレンズです。
優等生的で、まさしく標準レンズらしい画ですね。
プラナーと比較するつもりがF4.5で撮ってしまい、今回は比較というより紹介ってところでしょうか。
AF-Sでない普通のAF Nikkorですが、素直で使い易いレンズですし価格も手ごろですので、1本持っていて損はないと思います。
ちなみに、上部中央やや右よりの所にある赤茶色の汚れみたいなものは、樹幹に巣を作って待ちかまえている蜘蛛です。
指標にしようかと思って入れてみたのですが、ちょっと中途半端なコトしてしまいました。
Exif
露出時間 : 1/40秒
レンズF値 : F4.5
露出制御モード : 絞り優先AE
ISO感度 : 100
自動露出測光モード : 中央重点測光
レンズの焦点距離 : 50.00(mm)
この2本のレンズ、また後日あらためて同条件で比較してみます。