フィルム、特にリバーサルで撮っていた頃と比べると、随分と撮り方が変わりました。
ある意味「雑」な撮り方になりましたけれど、気軽に撮っていますね。
中でも特に変わったのが露出の決め方でしょうか。
露出なんて、表現する目的に応じて適正かどうか違うんですから、撮影者の好きずきですよ。
カメラの背面液晶なんて余りアテになりません(でもヒストグラム表示は役に立ちます)ですし。
そんなワケで専らRAW撮り。
カメラの内蔵露出計のクセを把握しておいて、どちらかというとお任せ。
後からCaptureNXなどで目的に合わせた現像をすれば、これで結構意図的なコントロールが可能です。
フィルムじゃないですから、わざわざJPEGにしてブラケッティングで何十枚なんて、時間の無駄では無いかと思うわけです。
何れも"D200 + Zoom Micro70-180mm"にて
ISO=400
内蔵露出計による絞り優先AE
スポット測光
シャッタースピード:1/1000
絞り:f8
▼NXで後処理 = +2/3段の露出補正
例えば化粧品などの広告に使うような、透明感を出すイメージですと最低でもこのくらいまでは上げますよね。
もっと、手前の花弁が飛ぶくらいでもOKですが、写真としてはどうかなぁ。
素材として使うのなら現像はこのくらいにして、後はPhotoshopで処理、が適切な取り扱いではないかと。
▼NXで後処理 = -2/3段の露出補正
シャドウを潰さずにディテールを明確化する・・・これはちょっと落としすぎました。
ディテールは残っていますが、上品な赤みが消えて青っぽくなってしまいました。
こんな時はやはり素直にDライティングに頼るのが良さそうです。