特別な日。
言葉ってとても難しい。
伝わらないもどかしさや、
理解されない悲しさ、、、しかし
上手く使いこなせばきっと、
思いの丈を届けることが出来る。
名文がある。
傑作、だと思う。
だけど、それでも伝わらないこともある。
うわべだけをぬぐって勘違いする人も
いるらしい。
でも、
一緒の時間を過ごしたことのある人なら、きっとわかるだろうね。
あまりにも有名で今更なんだけれども、
是非ご覧願いたい。
NPF 日本ペットフード [NPF 2005 春の新商品のご案内] より、
以下に全文引用します。
「死ぬのが怖いから
飼わないなんて、
言わないで欲しい。」
おうちを汚すから飼わないというなら、
犬はお行儀を身につけることができる。
留守がちだから飼わないというなら、
犬はけなげにも、孤独と向き合おうと努力する
かもしれない。貧乏だから飼わないというなら、
犬はきっといっしょに貧乏を楽しんでくれる。
だけど・・・死ぬのが怖いからって言われたら、
犬はもうお手上げだ。すべての犬は、永遠じゃない。
いつかはいなくなる。でもそれまでは、
すごく生きている。すごく生きているよ。
たぶん今日も、日本中の犬たちはすごく生きていて、
飼い主たちは、大変であつくるしくって、
幸せな時間を共有しているはず。
飼いたいけど飼わないという人がいたら、
伝えてほしい。犬たちは、
あなたを悲しませるためにやっては来ない。
あなたを微笑ませるためだけにやって来るのだと。
どこかの神様から、ムクムクしたあったかい命を
預かってみるのは、人に与えられた、
素朴であって高尚な楽しみでありますよと。
NPF 日本ペットフード広告
2004年2月 朝日新聞 15段
コピーライト・クリエィティヴディレクター:小島令子
アサツーディ・ケイ/副田デザイン制作所