Nikon Imagingで何やらティーザー広告が始っています。
先週気づいた時は「020」でしたのが、今日24日は「あと016日」。
という事は、8月8日?
例の如く、火~水曜日に何か動く模様。
ニコンの「10.2メガピクセル」と言えばD200 [Nikon Imaging] ですから、早くもD200後継かと思いきや、「コンパクト」という謳い文句はその下のラインに収まる機種を想像させます。
やはりというか、シルエットを見ますとD50 [Nikon Imaging] を連想しますが、どうもペンタ部の様子が違います。
巷間様々な憶測も飛び交っていますが、コンパクトを売りにする機種ですから、ここでフルサイズのリリースは無いでしょう。
それはこのペンタ部の様子からも想像できます。しかも、このサイズですから、光学系ファインダーはペンタプリズムではなくミラーでしょうか。
また他にもレリーズボタンがシルバーであることなどを勘案し、素直に考えると、ここはやはりD70 [Nikon Imaging] 系の後継機種、若しくはその上か下(つまりD50の上)を狙う機種と思われます。
デジタルカメラが標準的なカメラの地位を占め、フィルムカメラがその一時代を終え、より趣味性の高い物へ変わって行こうとしている今、デジタルの恩恵と性能を追求する進化は、デジタル一眼レフ=DSLR(Digital Single Lens Reflex camera)をより身近に高性能へと導いています。
この夏、あらためてDSLR競争が始りました。
新興勢力の動きが大きな新しい流れを作りそうです。
大きな話題となったSony "α" [sony.jp] ですが、幸か不幸か、旧コニカミノルタ時代との違いは見えません。
少なくともスタートを飾った"α100"は、Sonyブランドのαシリーズにとどまっています。
もう少しSonyらしい「尖った」部分を期待していた人には、少なからずの失望でしょう。
もう一方の振興の雄は、巨大家電企業、松下のDMC-L1 [panasonic.jp] でしょうか。
Leicaの冠をどう使うかと言うことで、こちらも発表前から関心は高かったのですが、蓋を開けてみたら案の定OLYMPUS E-システム [olympus-esystem.jp] の松下版ということで、Leicaレンズ以外の魅力は取り立てて語るほどでもない様な気がします。
これがLeicaブランドでリリースされれば面白いのですが、それでも敢えてOLYMPUSより高価なシステム、敢えて「フォーサーズ」を選択する価値があるかどうか、甚だ疑問です。
この新興勢力を迎え撃つ形となった既存カメラメーカーですが、思いのほか粘り強いのがPENTAX [digital.pentax.co.jp] です。
サムスンより撮像素子を供給されての共同開発 [デジカメwatch] となる模様ですが、カメラとしては比較的無難に、大人しい構成と、これまでと余り変わりが無さそうです。
プロからアマチュアまで安定的な評価を得ているのは、フジのS3 proでしょうか。
クセが強く、扱いづらい絵を出していた「ハニカム」もかなり安定してきた模様で、特に発色、レンジ、ノイズ面でよい評価を得ているようです。
Nikon Fマウント採用(Nikonがベースとなるbodyを供給している)というのも手を伸ばしやすい理由かも知れません。
SLRではありませんが、エプソンのR-D1s [i-love-epson.co.jp] も個性的で面白い仕上りです。
MマウントやLマウントに対応しているなど、一時期はこれがLeica Mシリーズのデジタル版ではないか?とささやかれもしましたが、松下のL1が発売となった今、次第に存在感も薄れ?エプソンだけのニッチ向けシステムにとどまっています。
レンジファインダー大好きな方々が、その利点・不利を解って使うにはとても楽しいカメラだとは思いますが、、、
最大メーカー、CanonのEOS Digital [cweb.canon.jp] は性能的には安定期に入ってきた感があります。
しかし乍らそれが万人に薦められるかと言うと、そうでもなく、操作性や構成上ある種のバランスの悪さ?のような部分がまだまだ残っています。
イメージ戦略でしょうか、莫大な広告宣伝費を注ぎ込んでいますが、近頃は少なからず鼻につくようになってきました。
私としては一眼レフをCanonから始め、学生時代にはCanon A-1にて、賞状の類もそこそこの枚数を頂いてきた(過去の栄光ですが)ので全く思い入れが無いと言う訳ではありませんが、EOSはどうも手にする気になれません。
何というか、あのスタイリングというか造形が、どうしても生理的に拒絶してしまうようです。
さて前回のD200では失態を演じたNikon
Canonを追いながら後続振興メーカーを迎え撃つこととなりました。
期待を煽る(という程でもありませんが)広告手法でアピールしている訳ですが、自社Webサイトのみでの展開と言うこともあって、一般向けにはさほどインパクトはありません。
さすれば狙いは、D200で一歩引いてしまった旧来のNikonユーザーに向けられた物ではないか?などと偏狭な見方も出来てしまいます。
さあ、鬼が出ますか蛇が出ますか。
いずれにせよ、この夏以降はDSLRが面白いです。