早咲き3号、濃紫(Nou-shi)とか、「こいむらさき」とか。
上富良野町ホームページより
上富良野 ~ラベンダー~3号は、早咲きで花の紫色が極めて濃く、収量が少ないため、観賞用の園芸品種になった。つぼみのうちから紫色が美しく早咲きのため、観光用のラベンダーとして多く植られている。しかし、茎と花の長さが短いため、ボリュウム感に欠けるという欠点がある。品種名は「早咲2-3」となじみにくいため、町の観光協会では愛称を「こいむらさき」と付けている。
D200 + AF Micro 105mm
つまり正式品種名「早咲2-3」
北海道立中央農業試験場の文書を見ると、この様になっています。
Ⅰ 来歴
昭和12年に會田香料KKがフランスから種子を導入し、その後昭和26年より系統を選抜していたがこの中優良系統10系統につき昭和34年以来會田香料KK札幌農場において、現地試験として系統比較試験を継続してきた結果「早咲1~3」及び「遅咲1~4」は収油量、香味成分とも優れているので「早咲1~3」は「ようてい」「遅咲1~4」は「おかむらさき」と命名され夫々、優良品種に決定したものである。
一般に呼ばれる名前があるのは↑と↓の三つ。
・ 育種目標
香料作物として将来有望視されているラベンダーの有望系統を選抜し新品種育成に供する。
・ 来歴
昭和12年曾田香料KKがフランスから種子を導入し、その後昭和26年より系統を選抜していたがこの中10系統につき昭和34年以来曾田香料KK札幌農場において現地試験として系統比較試験を行い、昭和39年「ようてい」「おかむらさき」を優良品種として決定したが8系統について、更に中央農試畑作部圃場において昭和37年より選抜してきたものである。
一見ヤヤコシイが、結構単純なのである。