寿命60年説などと言うものがあるが、実際にはそこまで短命ではなく、
しかしそれでも100-130年が限界らしい。
この発電所の竣工は1913年、昭和初期にはこの一帯が桜の名所として知られていたと言うから、ここの桜も工事直後に植栽されたものだろう。
という事は、素直に読めばもう90歳のソメイヨシノ達なのだ。
D200 + DX17-55mmF2.8
もちろん切り株はあるが比較的新しい物ばかりで、代替わりは進められてはいない。
しかし近年極端に衰えてきていることから若木の植栽も進められてはいるものの、夏場の草達の勢いに負け気味・・・と言うよりも、10本植えて2本残るか、という成績。
ソメイヨシノ自体が元は1本の木からのクローンという弱さもあるけれど、ここの場合は管理が悪い。
300本を数える桜の本数も、周辺の道路や発電所施設そのものの整備などで、以前に比べたら大幅に減ったとも言われるが、それでもまだまだ見事な風情である。
発電所の敷地内にはまた、古くて味のある老木も多いのだが、、、
などと言いながら、その景色を届ける事が出来ないのは残念だけれど、また来年までの宿題、という事にして下さい。