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2005年12月26日

見送り

  [diary]

そろそろ今年1年を振り返って反省等々・・・などと殊勝な事をするつもりは毛頭無く、いや、それ以上に、色々な事がありすぎて、何処から何処までが今年の出来事なのか分からず、遡る事が出来なかったりする。

ともかく、3月の緊急入院から葬儀が一番長くて短かったような気もするし、一方でその後のあれやこれやの方が、更に長くて短かった気もする。
何というか、3月時点以前から既に時間の感覚がおかしくなっているのだけれど、短時間に色々な事を詰め込んで処理しなくてはならないという意味では「短く」、そんな中で永遠に続くのではないかと疑うほどに時の進行は「長く」感じられた。

そして、今年の瀬も押し詰まった12月になってからまた、3件もの葬儀がでた。
1つは仕事の都合もありご挨拶すら出来なかったのだけれど、昨日も今日も、お通夜の挨拶をしてきた。
どちらの家も商売人だから、この時期は普通なら休む事など考えられないだろうけれど、いや、そんな事ではなく、皆一様に親族は重苦しい顔に見受けられる。
出来る事なら会葬者も、親族も皆「大往生だったね」と、「良い生き方だった」と、叶う事なら笑顔で送り出したいけれど、やはり、別れとはこういうものなのだ。

せめてその往く道が明るく照らされるように、掌を合わせ祈る。
その合わせた掌の中に、この1年が一瞬にフラッシュバックした。

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2005年12月26日 23:54に投稿されたエントリーのページです。

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