Microsft のInternet Explorerのシェアが落ちてきているという話がありました。
しかしその一方で、Mozilla(Gekko) vs IE という対立の構図はもはや終りなのかも知れないのですね。
米西海岸時間30日午前8時の時点で、Netscapeファンらは、2つのブラウザエンジンを積むNetscapeのプロトタイプを試運転している。この新ブラウザでは、MozillaやFirefox、古いNetscapeブラウザを動かすMozilla FoundationのGeckoエンジンと、多くの人々が事実上のウェブ標準と考えているMicrosoftのInternet Explorer(IE)エンジンを切り替えて使える。前々から「次のNetscape ではおもしろい事をやるらしい」との噂はあったのですが、まさかこう来るとはねえ、、、
いま私のメインブラウザはmozillaベースのNetscape 7.1ですが、Firefoxをどうしようかと考えていた所。前バージョンではまだ乗り換える程に魅力がなかったのですが、今度のFirefoxはもちろん完璧とは言えないですが、いい感じに仕上がっているようで、本当に時間さえあれば弄ってみたいワケでして、、、またその一方で長年親しんできたNetscapeのガワも捨てがたいし、、、そんでもって新しいNetscapeはなにやら楽しいらしい、なんて聞いたモンだからもうどうしていいか分からないじゃないの!・・・という身もだえするような数日の後、出てきたのがこれですわ。
あー、だめ、もうこれ以上待てません。
お願い・・・
こんな話もあるわけでして、出来るだけ早くパッチを当ててリリースして下さいませ。 元気だった頃には、mozillaもnightlyを追いかけたりしたこともありましたけれど、さすがに今はそのような元気もなく、ただひたすらに他力本願。 IEのようにセキュリティーホールが見つかって半年経ってもパッチの当たらないようなブラウザとは出来る限り距離を置きたいという、ただ個人的な願いであります。 でもそんなブラウザがデファクトスタンダードになってしまったわけですから半ば諦め。良くも悪くもIEでの動作や表示の的確さが、サイト構築の際の優先だったりしますから。 Operaも暫く使ってみたものの、フォントの処理など微妙な部分で合わなかったり、いつの間にか「世界最速ブラウザ」が名ばかりになっていたり。。。ITmedia エンタープライズ:全主要ブラウザに影響する脆弱性発見 速報 2004/11/30 08:13 更新全主要ブラウザに影響する脆弱性発見 IEだけでなく、事実上すべての主要ブラウザに影響する脆弱性が発見された。 Internet Explorer(IE)だけでなく代替ブラウザのMozilla Browser、Mozilla Firefox、Opera、Apple Safariにも影響する新たなバグが報告された。これらブラウザをクラッシュさせ、事実上すべての主要ブラウザに影響を与える攻撃の基盤となる可能性もある。
とにもかくにもmozillaプロジェクト[Mozilla Japan 取り敢えず日本]関係者の方々には感謝と敬意を表します。
「MPLでは公開/非公開を選択できる。これは顧客にとって魅力のある条件だ。それでも、大半の顧客はコードをコミュニティに公開している。彼らはソリューションさえ手に入ればよいのであって、開発した独自システムを自社だけで独占するつもりなどない。それに、コードをオープンソースとして公開すれば、オープンソースの世界からのフィードバックによって品質が保証されるので、保守作業が軽減される。これは、顧客にとって利益になる」(Collins)AOLとの関係など複雑な部分はありますが、こう言ったプロジェクトが現実に実を結ぶという事が世に知らしめれば、「オープンソース」というものに対する日本の企業の見方も相当変わるのではないかと思います。
企業が関わるオープンソース云々といえば、Linux とIBM との関わり方[IBM dveloperWorks / IBM Japan]を見るとその重要性が分かる筈なんですが、やはり開発部分の問題なのでしょうか、それとも経営者の見ている方向の違いなのでしょうか、使う事で利益を上げようとして、作る事で利益を上げる視線が少ないんですよね、日本の企業は。
コスト削減の声高らかに、将来に売上を伸ばさず経費だけを抑えても、何も生み出せないと思うのですが。まあそんなボンクラ経営者が占めている会社(あ、ウチの会社・・・)は早いとこどうにかなってもらって、政府の後押し[Enterprise Watch]など待たずしてガンガン行っちゃって欲しいものです。
例えば、パッチを上流に投げるというその方法にしても、日本人は十分な説明もなしにパッチを送りつけ、却下されると怒る、といったコミュニケーション能力の欠如が露呈した形の行動を取ることが多い。本流からも「どうしたいのか分からない」と言われる始末だが、そこで議論することなく引いてしまう日本人のメンタリティについても佐渡氏は問題提起している。 (略) OSDNが運営しているSourceForge.netのダウンロードトラフィックを見ると、日本は米国に次いで2位となっており、OSSの利用大国であるという。しかし、自分の利用には関心があるが、貢献に対する関心は低いようだ。「とりあえずタダなんだから使いたいというのは日本だけでなく、アジア圏に特有な思考なのかもしれない」と佐渡氏は話し、OSSに対する理解の重要性を説いた。ああー、すごく耳が痛い話です。 英語の壁ってのは言い訳に過ぎないですね。はい、自覚はありますのでこれを機会に何とか、、、出来るものならしたいなあ、などと。