サントリーさん、やっちゃいました。ありゃ~「薄紫」だな、こりゃ。
バラには青色の色素を生成する遺伝子がないため、交配で赤色の色素を薄めるなどして、青っぽいバラを作っていた。青いバラは佐治敬三元会長(故人)の夢だった。同社は90年から、オーストラリアのバイオ企業フロリジン社と共同で、青色の色素「デルフィニジン」を持つバラの開発に取り組んだ。遺伝子組み換え技術を使い、パンジーの酵素をバラに導入し、この色素だけで発色させることに成功した。
# どうでもいいけど佐治敬三会長って嫌いだったなあ、すごい人なんだろうけど。
でさ、確かに遺伝子操作で酵素組み込んでも、予定通り発現させるのは困難ですよ。
それをやってのけたんだから立派。確かにすごい。
でも、、、
でもね、こつこつと交配を繰り返してようやく作出されるからこそ、そこにいろんなロマンがあるんですよ。競走馬と同じで、父親の血と母親の血(バラの場合どっちが父でどっちが母かはともかく)を遡ってみたりしてね。そこでいろんな事が分かって、「ああ、この花とあの花は兄弟(姉妹でも良いけど)なんだ」って、ちょっとしたストーリーがあるわけですよ。
まあ、そうやって人為的に交配していくことも残酷で自然に逆らう物だ云々・・・と言う話もあるから、ならはいっそのこと遺伝子制御の方がストレートだって言えばそうかも知れない。
でもやっぱりなんだかなぁ、、、
千年に渡って挑戦してきた育種家達の努力、そしてこれからも続く「夢」みたいな物をテクノロジーであっさり(でもないけど)終わらせてしまうのは、夢がないですよ。
「ブルーヘブン」や「青龍」まで来たんだもん、まだ楽しみは終わっていないよね。
ちなみに上記2種は「浜名湖花博」の目玉の一つのようです。
岐阜県大野町のバラ園で、世界の育種家の夢といわれている青いバラづくりに取り組み、約20年の歳月をかけて平成12年に開発された「ブルーヘブン」。栃木県佐野市在住の個人育種家が、33年かけて交配を重ねながらつくり出した「青龍」。どちらも、現在最も青に近いバラといわれる品種です。
いくら何でもこの↑写真は修正しすぎではないかと思います・・・
実際に行かれた方の情報が↓にありました。
花博の1つの目玉は、青いバラ。ブルーへブンと青龍がありました。
(良い写真が多いのでトラックバックさせてもらっちゃいます)